おはようございます。
今日は梅雨盛りの曇りの日⛅
6月も間もなく終わるので、暦の上では夏は確実に近づいて来ています。
今日は7月にお薦めの精油を紹介します。
7月に起こる身体の変化と疲れのもと
梅雨の終わり近づくにしたがって、身体は最大の熱源(心臓)のある胸からどんどん熱を発散するようになります。
胸のわきに「ルーバー式の窓」がついている様子を想像するとわかりやすいかもしれません。

6月に脇腹の窓が開き、「7月に胸の下側、8月に胸の上側も開いて「全開」になり、一年で一番熱い季節への対応を図ります。
身体が上手にゆるみ、胸が「クーラー」の様に働いて、熱を効率よく外に出せれば、気温が高くてもあまり暑苦しくないです。

ところが、冷房によって身体が冷えたり、食べすぎ飲みすぎによって消化器がつかれたりすると、上腹部が張ってしまい放熱しにくくなってしまいます。
とくに7月は消化器に関係する胸の下あたり(胸椎7,8,9番と肋骨の第7,8,9番)に熱がこもりやすく、ここが硬くなると食欲が落ちたりするほか、ぐっすり眠れなくなったりします。
ポイントは、「冷房や冷たい食事による身体の冷え」と「消化器の疲れ」になります。
「身体の冷え」と「消化器の疲れ」を和らげる精油
1 冷えを和らげる精油
ジンジャー、ひのき、ゆず、シダーウッド・アトラス、グレープフルーツ、マジョラム など
2 消化器(消化不良、食欲不振等)の疲れを和らげる精油
柑橘系の精油(オレンジ、グレープフルーツ等)、カモミールジャーマン、ジンジャー、ローズマリー・シネオール、ペパーミント、ユーカリ・グロブルス など
1と2の精油を組みあて、天然塩にまぜて「バスソルト」を作りお風呂に入れたり、キャリアオイルにブレンドして腕や足などを自分で「セルフトリートメント」するのもお薦めです。
バスソルトの作り方と使い方
基本的のバスソルト(1回分)
①ガラス製のお皿や空き瓶に天然塩40gを入れそこに、好みの精油を3~4滴たらし、木べらなどでよくかき混ぜます。
②お湯を張った湯船に①を入れ、よく混ぜてから入浴します。
お薦めの精油の組み合わせ
柑橘系の精油2滴 × ペパーミント1滴
ひのき2滴 × 薄荷1滴
カモミールジャーマン2滴 × ユーカリ2滴 など
精油を湯船に数滴たらしてもアロマ風呂として効果を得られますが、発汗作用と加温さようがある天然塩と精油をブレンドして「バスソルト」を作り入浴することでより体の芯から温めることができます。

注意点として、初めてバスソルトを試すときは少ない量から試してみてください。また敏感肌の方は天然塩や柑橘系の精油がお肌がチリチリ感じることもあるので、使用をお控えください。
トリートメントオイルの作り方と使い方
トリートメントオイルの作り方
お好みのキャリアオイル10mlに使いたい精油を2滴入れ混ぜます。

希釈濃度は「公益社団法人日本アロマ環境協会」のトリートメン法の基準の濃度1%です。
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/howto/
使い方(セルフトリートメント)
①適量を手にとり、足や腕のほぐしたい部位全体にオイルを塗布してください。
②基本的に手先、足先の末端のほうから心臓に向かって流してあげてください。

疲れない程度の時間(3分~8分くらい)で終えて、濡らしたタオルやキッチンペーパーなどでふき取ってください。
オイルが気になるようでしたら、30分ほどしてから入浴しても大丈夫です。
オイルの使用量は個人差が結構ありますので、10mlで足りなそうであればキャリアオイルを20mlにして精油を4滴にしてください。
ブレンドオイルが余るようでしたら、遮光瓶にいれてしっかり蓋をしめて冷暗所におき早めに使ってください。
難しいようであれば、テッシュペーパーなどに染み込ませて燃えるゴミとして処分してください。
セルフトリートメントとして、足と腕をおすすめした理由はまず手軽なところと、どちらにも「反射区」が沢山あり、トリートメント効果が得られやすいためです。
実際にお店でのアロマトリートメントやフットケアや通常のボディケアする場合などでも、記事前半の「消化器がお疲れ」、「体の冷え」、「寝不足」などを主訴とするお客様に対し、腕と足の丁寧な施術は私の経験上では即効性が高いと感じています。
明日から7月ですね。
生活にアロマを取り入れて、夏に負けないように過ごしていきましょう。
終わります。
参考資料
『整体かれんだー 旬な体になる』 片山洋次郎著 文春文庫
『アロマテラピーの教科書』和田文緒著 新星出版社
公益社団法人日本アロマ環境協会HP
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